
イギリス留学希望者であればIELTSは聞いたこと、受験したことのあるテストだと思います。そんなIELTSですが、実は2種類のタイプがあるんです!
今回は、IELTSとIELTS for UKVIの違いをご紹介し、受験、留学を控えている方のお役に立てればと思います👌
そもそもIELTSって?
IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で、イギリスを含む英語圏の大学/大学院入学、留学の英語条件とされています。
AcademicとGeneralの2つのモジュールがありますが、留学に必要なのはAcademicのスコアです。
0.5点刻みに点数が設定されていて、全体(Overall)の点数の他に4つのセクション(Listening, Reading, Writing, Speaking)も点数化されます。
IELTS for UKVIとは?
こちらはInternational English Language Testing System for UK Visa and Immigrationの略で、大学/大学院入学、留学に加え、移住の際にも使えるテストです。
AcademicとGeneralの2つのモジュールに加え、移民用のIELTS Life Skillsという3つの種類があります。
Academic、Generalは通常のIELTSと同じように0.5点刻みの配点になっています。
IELTS Life Skillsに関しては、SpeakingとListeningのみの試験となっていて、CEFR(Common Europe Framework of Reference for Language)のレベルをパスすることが条件になっているそうです。
スコアバンドの解釈はコチラからご確認ください。
(引用:日本英語検定協会 https://www.eiken.or.jp/ielts/ )
2つの違いとは
ここからは、留学に必要なIELTS Academic、IELTS for UKVI Academicの違いをご紹介していきます。
IELTS | IELTS for UKVI | |
実施組織 | 日本英語検定協会 | British Council |
費用 | 23,500円(税抜) | 30,600円(税抜) |
試験会場 | 東京、大阪、札幌、仙台、埼玉 横浜、長野、金沢、静岡、名古屋、 京都、神戸、岡山、広島、福岡、熊本 大学等の特別会場有り | 東京、大阪のみ |
試験頻度 | 約1週間に一度(試験会場により頻度は異なる) | 1ヶ月に2~3回 |
(引用:https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/)
(引用:https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts-uk-visa-immigration/dates-locations)
難易度の違い
2つのテストですが、難易度の違いはありません。また、採点基準も一緒のようです。

セキュリティの違い
セキュリティがこの2つの試験で1番異なっていると言っても過言じゃありません!
IELTSであれば、パスポートの他にシャーペンや鉛筆、消しゴム、水を持ち込みできますが、UKVIはパスポートのみの持ち込みになっています。
鉛筆、消しゴム、水は用意されているものを使用します。
※どちらの試験も時計を持ち込むことはできません。
また、不正を防ぐためUKVIではテーブルに仕切りが有り、隣を見れないようになっています。
それだけでなく試験会場にカメラが設置されていて、受験中ずっと録画されています。
Speaking試験中も録音だけでなく、カメラがあり、緊張します。

再採点費用の違い
IELTSには、テスト結果に満足がいかない場合、再採点(Enquiry on Results)を申し込むことができます。
どのパートの再採点を希望するかはご自身で選べます。
また、何セクション再採点を申し込んでも料金は一律となっています。
IELTS | IELTS for UKVI | |
申し込み受付期間 | 試験日から39日以内 | 試験日から6週間以内 |
費用 | 9,000円 | 20,952円 |
再採点の結果、点数がアップしした場合には、費用が返金されます。(IELTSの場合は日本の銀行口座を指定する必要あり)
再採点には3週間ほどかかります。
再採点についてはこちらで詳しく紹介しています😊
(2019年3月8日より、お申し込み時の成績証明書提出は不要となりました。再採点によりスコアが上がった場合のみ、成績証明書を送ることになります)
結局、どっちを受験したらいいの??
結論から言うと、留学先が指定しない限り、通常のIETLSで大丈夫です。費用もUVKIと比べたら、安く済むので嬉しいですよね😊(どちらも学生にとって高いですが、、、)
以下、UKVIのサイトより引用、HTSのリストになります。
Highly Trusted Sponsor(HTS)の資格を持つ教育機関へ、学位(学士、修士、博士など)取得を目指して留学しTier4学生ビザを申請する方は、留学先の教育機関が指定する語学力証明を提出する必要があります。
つまり、留学先が指定しない限り、IELTS for UKVIを受験する必要はなく、世界1000カ所ものテストセンターで行っている通常のIELTSを受験し、その結果で申請することができます。
詳しくは、必ず留学先の教育機関へ確認してください。
こちらから、確認できます。ここに載っている大学/大学院であれば通常のIELTSでの留学申請が可能です。
まとめ
2つの試験の違いについて、ご理解いただけましたでしょうか?
基本的には、通常のIELTSで申請できますが、念のため申し込む前に留学先の大学がリストに載っているか確認することをオススメします。
IELTS受験が功を奏すことをお祈りします♪

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